1911年リンカーン1セント硬貨(ホイート・ペニー)の基本情報
1911年に発行されたリンカーン1セント硬貨は、通称「ホイート・ペニー」と呼ばれるシリーズの一つで、非常に発行枚数が多く一般的なコインです。そのため、流通していた状態のものの大多数は数セント程度の価値しかありません。
表面にはヴィクター・デヴィッド・ブレナーによるエイブラハム・リンカーン大統領の肖像、裏面には「ONE CENT」の文字を挟むように2本の小麦の穂がデザインされています。素材は銅95%、錫・亜鉛5%で、重量3.11g、直径19mmという仕様です。
グレード別の価値一覧
コインの価値は保存状態を示す「グレード」によって大きく変動します。以下は1911年リンカーン1セント硬貨のおおよその市場価格です。
| グレード | 評価額(米ドル) |
|---|---|
| Good(G-4) | $0.03〜$0.15 |
| Very Good(VG-8) | $0.30〜$0.45 |
| Fine(F-12) | $2.33〜$5.05 |
| Extremely Fine(EF-40) | $13.00 |
| Extremely Fine-45 | $25.00 |
| About Uncirculated(AU-50) | $53.00 |
| AU-55 | $65.00 |
| Uncirculated(MS-60) | $200.00 |
| MS-65 | $600.00 |
| MS-66 | $750.00 |
| MS-67 | $1,250.00 |
| Proof-65(プルーフ) | $150.00 |
| Proof-66(プルーフ) | $200.00 |
| Proof-67(プルーフ) | $350.00 |
ミントマークによる違い
1911年のリンカーン1セント硬貨には、以下の3つの铸造所バリエーションが存在します。
- 1911(フィラデルフィア):ミントマークなし。最も発行枚数が多く、一般的なタイプ。
- 1911-D(デンバー):デンバー造幣局が初めて製造したリンカーン1セントとして知られています。
- 1911-S(サンフランシスコ):発行枚数が比較的少なく、同じグレードでもフィラデルフィア版より高く評価される傾向があります。
高く売れるコインを見分けるポイント
たとえ一般的なコインであっても、以下の条件を満たせば価値が大きく上がる可能性があります。
- 未使用状態(UNC/MSグレード)であること:流通していないシャープな状態のコインは200ドル以上の評価となることもあります。
- プルーフ(鏡面仕上げの記念的貨幣)であること:当時はコレクター向けにプルーフ貨も製造されており、美しい状態のものは350ドル前後になります。
- ミントマークの確認:「S」や「D」の刻印があるかどうかで希少性が変わります。
- 色調(レッド/レッドブラウン/ブラウン):銅貨は酸化により色が変化するため、発行当初の赤い輝きを保つ「RD」グレードは特に高評価です。
まとめ
1911年リンカーン1セント硬貨は手軽に入手できる身近なコインですが、状態次第では数セントから1,000ドル超まで価値が大きく変わります。まずはミントマークの有無とコインの保存状態を確認し、高グレードと思われる場合は専門機関(PCGSやNGCなど)による鑑定を受けることをおすすめします。