歴史物語

ベルリン「独露博物館」観光ガイド――ナチス・ドイツ無条件降伏の歴史的舞台を訪ねて

1945年5月8日、ドイツ国防軍は占領軍に対して無条件降伏しました。降伏文書の調印は、ベルリン東部のカールスホルスト地区にあった工兵隊の兵舎で行われ、この瞬間から同地はソ連占領軍のドイツにおける司令部となりました。

終戦(戦勝記念日)は、西側諸国では5月8日に、東側諸国では5月9日に祝われます。これは、降伏文書が2通作成されたことに由来します。1通目は5月7日にフランスのランスで調印され、2通目は5月8日にベルリンのカールスホルストで調印されました。

いずれの文書にも、ドイツ全武装勢力の降伏が中央ヨーロッパ時間5月8日午後11時01分に発効することが定められていました。時差のため、正式な降伏の時点でモスクワではすでに9日の早朝を迎えており、これが旧ソ連諸国で9日に戦勝記念日が祝われる理由です。

無条件降伏の調印式は、ソ連のゲオルギー・ジューコフ元帥が主宰し、イギリス、アメリカ、フランスの将校たちも立ち会いました。ドイツ側の署名は、参謀総長ヴィルヘルム・カイテル元帥が行いました。

ベルリン「独露博物館」観光ガイド――ナチス・ドイツ無条件降伏の歴史的舞台を訪ねて

独露博物館へのアクセス

独露博物館(ドイチュ・ルシッシェス・ムゼウム)は、ベルリン市東部のカールスホルスト地区に位置しています。アクセスには296番のバスを利用し、「Museum Karlshorst」停留所で下車します。自宅からの最適な経路は、ベルリン交通公社(BVG)などの路線検索サイトで確認すると便利です。

開館時間・入館料

  • 月曜日:休館
  • 火曜日〜日曜日:午前10時〜午後6時

入館料は無料です。

独露博物館の見どころ

ベルリン「独露博物館」観光ガイド――ナチス・ドイツ無条件降伏の歴史的舞台を訪ねて

独露博物館の展示は、大きく2つのエリアに分かれています。建物の1階は、ドイツ武装部隊の降伏が実際に行われた場所であり、当時のまま保存された調印の間と、ジューコフ元帥の執務室を見学できます。元帥の執務室には、ソ連最高位の勲章である「ソ連英雄」章が付いた彼の軍服が、ガラスケースの中に展示されています。

ベルリン「独露博物館」観光ガイド――ナチス・ドイツ無条件降伏の歴史的舞台を訪ねて

2階には現代的な常設展示室があり、1941年6月から1945年5月まで続いたドイツとソ連の戦争、いわゆる独ソ戦の歴史を年代順に辿ることができます。

ベルリン「独露博物館」観光ガイド――ナチス・ドイツ無条件降伏の歴史的舞台を訪ねて

さらに、屋外の中庭には第二次世界大戦中に実際に使用されたソ連に使用されたソ連軍の戦車や砲兵装備が数多く展示されており、屋内外を合わせて充実した見学が可能です。

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