歴史物語

記憶の傷――ベルリンに今も残る第二次世界大戦の痕跡

「ベルリンの戦いによって街は完全に破壊された」というのは、実はよくある誤解です。確かに、ヨーロッパで戦われた最後の大規模な戦闘により、ベルリンの建物の約80%が何らかの損害を受けました。しかし、その多くは戦後に修復されています。ベルリンの建築物の多くはレンガと木材を主な建材としていたため、今日ではほとんどの建物から戦争の傷跡を見ることはできません。

記憶の傷――ベルリンに今も残る第二次世界大戦の痕跡

とはいえ、市の中心部が特に激しい被害を受けたことは事実です。数多くの建物が失われた一方で、奇跡的に生き残った建物も存在します。絵画館(ゲメルデガレリー)に隣接する石造りのファサードを持つ古い家屋は、その戦火を免れた貴重な建造物の一つです。この建物は、あえて当時の姿のまま保存され、戦争がもたらした破壊の大きさを後世に伝える「記憶」として立ち続けています。実際に足を運べば、戦争の惨禍がどのようなものだったのかを肌で感じることができるでしょう。

記憶の傷――ベルリンに今も残る第二次世界大戦の痕跡

アクセス方法

記念碑「記憶の傷」は、ゲメルデガレリーの隣、旧パレー邸(Villa Parey)に位置しています。アクセスするには、バス200番線に乗り、フィルハーモニー(Philharmonie)停留所で降りると便利です。最適な乗り換え案内については、下記のリンクからご確認ください。