歴史物語

ギザの大ピラミッド――古代世界七不思議、唯一現存する奇跡の建造物

ギザの大ピラミッド――古代世界七不思議、唯一現存する奇跡の建造物

古代世界七不思議、唯一現存するギザの大ピラミッド

ギザの大ピラミッドは、古代世界七不思議の中で唯一現在まで姿を留めている建造物です。その建設は紀元前2550年頃にさかのぼり、完成までには約20年の歳月を要したとされています。建設には推定10万人もの労働力が動員されたといわれています。

興味深いことに、これらの労働者たちは食料やビールという形で報酬を受け取っていました。つまり彼らは奴隷ではなく、国家によって雇用された労働者だったのです。

ギザの大ピラミッドは、三つの複合施設から構成されています。また、ピラミッドの建設はエジプトの政治的統一とも密接に関わっていました。ピラミッドは国家的な大事業であり、エジプト全土の人々を一つに結びつける役割を果たしていたのです。

ピラミッドの構造

  • 磨き上げられた石灰岩の外装: ピラミッドの外側は、磨き上げられた石灰岩で完全に覆われていました。そのため、太陽光を浴びてピラミッド全体がきらめいて見えたと伝えられています。
  • 石塊の運搬方法: 一部の仮説によれば、建設に使われた巨大な石塊は、木製の丸太の上に載せられ、傾斜路(ランプ)を使って引きずるようにして運ばれたと考えられています。
  • 厳重な安全対策: 建設者たちはピラミッドの防衛にも細心の注意を払っていました。入口を巨石で封鎖したり、重厚な花崗岩の扉を設置したり、侵入者を迷わせるために空の部屋や複雑な回廊を配置したりするなど、さまざまな仕掛けが凝らされていました。