1944年6月6日、第二次世界大戦の帰趨を決めた歴史的な戦いの一つ、ノルマンディー上陸作戦(通称「Dデー」)。このナチス・ドイツとの闘いに参加した兵士たちのうち、今も生き残っている人々は、すでに90歳、あるいは100歳近くに達しています。
今日、彼らの手は震え、声はかすれ、車椅子の助けを借りて歩く人もいます。しかし75年前、彼らは若者――その多くは10代の少年たちでした。何ヶ月にも及ぶ過酷な訓練を積み、強くたくましく、戦場へ赴く覚悟を固めていたのです。
恐怖はあったのか――それでも戦った理由
彼らは恐れていなかったのでしょうか。もちろん、恐れはありました。連合軍の中には、実戦を経験したことのない兵士も大勢いました。それでも彼らには、与えられた任務を全うしようという強い決意がありました。そしてもう一つ、背後で共に戦う仲間――「相棒」を裏切ることはできないという思いが、何よりも彼らを支えていたのです。
75周年の記念式典で故地へ
米AP通信(Associated Press)は、アメリカ、イギリス、カナダ、そしてドイツ出身の生存退役軍人たちを撮影しました。彼らは上陸作戦75周年を記念して、再びノルマンディーの地を訪れたのです。
訪れた理由は人それぞれです。戦闘以来、初めてこの地に足を踏み入れる人もいれば、これまでも度重なる訪問を重ねてきた人もいます。しかし誰もが、かつて上陸地点として選ばれたあの砂浜を歩き、当時を回想します。
忘れられない1944年6月6日の記憶
彼らの記憶に永遠に刻まれているのは、運命の日の光景です。荒れ狂う海に押し流されるように進む艦船、降りしきる無数の弾丸の閃光と轟音。そして何より、あの日、命を落とし、この地に眠る戦友たちへの祈りです。
時が流れても、彼らの記憶と証言は、後世に語り継ぐべき貴重な遺産であり続けます。







