歴史物語

Netflixがアレクサンダー大王のドラマシリーズを制作中——主演はベン・ウィショー、エジプト・シワ・オアシスで撮影へ

Netflixが、古代マケドニアの英雄アレクサンダー大王の生涯を描く同名のドラマシリーズの制作を進めていることが明らかになった。撮影は2025年2月から3月にかけて、エジプト西部のシワ・オアシスで開始される予定だ。具体的なクランクインの時期は、現地の天候状況によって最終決定されるという。

エジプトメディアの報道によると、アレクサンダー大王役を演じるのは、イギリスを代表する実力派俳優の一人であるベン・ウィショー。『パディントン』シリーズや007シリーズのQ役などで国際的に知られる彼が、歴史上最も有名な征服者の一人をどう演じるのか注目が集まっている。

また、監督を務めるジャック・ホランドは1月末にエジプト入りし、撮影準備を本格化させる見込みだ。

アレクサンダー大王ゆかりの地・シワ・オアシス

今回のロケ地として選ばれたシワ・オアシスは、アレクサンダー大王と深い縁を持つ土地として知られている。紀元前4世紀、東方遠征の途上でエジプトを訪れたアレクサンダーは、このオアシスにあるアモン・ゼウスの神殿を参拝したと伝えられている。

伝説によれば、彼はそこでエジプトの神官たちから手厚く歓迎され、大神官から「ゼウスの子」と呼ばれたという。この出来事は、アレクサンダーが自らを神の子と位置づけるきっかけの一つとなったとされ、彼の生涯における重要な転換点として語り継がれてきた。

エジプト人スタッフ・俳優との国際共同制作

撮影には、技術スタッフや若手のエジプト人俳優ら多くの現地クルーが参加する予定だ。世界的な配信プラットフォームの大型プロジェクトに、エジプトの才能ある人材が携わることになり、現地の映像産業にとっても大きな注目材料となっている。

シワ・オアシスでの撮影が終了した後、製作陣はモロッコへ移動し、同地での撮影をもってシリーズ全体の撮影を完了させる計画だ。壮大な砂漠の風景が広がる両国のロケーションが、アレクサンダー大王の雄大な物語をどのように映し出すのか、公開が待たれる。