歴史物語

大佐たちの軍事政権――本人たちの(理解しがたい)発言で振り返る

大佐たちの軍事政権――本人たちの(理解しがたい)発言で振り返る

1967年4月のクーデター実行犯たちが公の場で語った言葉の数々には、彼らの政治経験の乏しさや、扱う課題に関する基礎知識の欠如が、最も鮮明な形で表れていた。指導者ゲオルギオス・パパドプロス(中心人物)の演説にも、スティリアノス・パッタコスの発言にも、全体主義的イデオロギーの影響、そしてとりわけ高級将校たちがエヴェルピデス士官学校時代から浴びせられてきた反共プロパガンダの影響が色濃く見て取れる。

以下、ギリシャに独裁制が敷かれてから53年という悲しい節目に際して、特徴的な例をいくつか紹介しよう。

話し方のトーン(主にパパドプロスの場合)からは、クーデター実行犯たちが、市民や記者ではなく、ある連隊の兵士たちに語りかけているつもりでいたことが分かる。だからこそ命令形の語り口が頻繁に登場するのだ。ここで読むのは、民主化移行期(メタポリテフシ)以降の46年間で十分に検証されてこなかった、有名・無名の発言の数々である。

1. パパドプロス、「病院用語」が苦手

ゲオルギオス・パパドプロス(武力による権力掌握後の演説で):「ギリシャ人が共産主義を信じることは決してない。我々は今まさに、手術台の上の患者の前に立っているのだ」

2. パパドプロス流の「豊かさ」の定義

ゲオルギオス・パパドプロス(1972年末、議会で自政権の「成果」について語って):「ギリシャ人は平和な社会共存という恩恵を享受している。肉の消費量は従来の25万トンから、年間30万トンに増えたのだ」

3. ギプス、再び

ゲオルギオス・パパドプロス(外国人特派員に対して):「ギプスをまた着けなくて済むよう祈ろう。しかし必要なら、また着ける。私が皆さんに約束できるのは、ギプスの外れた足を見に来るようお呼びすることだけだ」

4. 命令形バンザイ

ゲオルギオス・パパドプロス(最初の学生蜂起の際、大学教授たちに向かって):「鏡の前に立ち、己の頭を見よ。これまでの自分の歩みを省みよ。学生を統制できないなどということがあり得るのか。私はどんな人間の頭に火をつけても構わんが、ギリシャ社会に火をつけることは断じて許さない。誰がそのエネルギーを操っているのか私は分かっており、必要とあらば叩き潰すまでのこと。同僚を裏切るとは、恥ずかしくないのか」

5. 数えない男、パッタコス

スティリアノス・パッタコス(外国人記者から何人逮捕したのかを問われて):「数えたりしない。答えはもう済んだ」

6. 「蚊一匹動いていない……」

ゲオルギオス・パパドプロス(クーデター数日後のラジオ声明):「全土に完全な秩序が行き渡っている。俗言どおり『蚊一匹』動いていない。だからこそ今日、我々には完全に自由でいる力がある。空腹の熊は踊らないし、生計の問題に解決策を持たぬ者は落ち着かないものだ。心配は無用である」

7. 教師も模範も必要ない

ゲオルギオス・パパドプロス(クレタ島での支持者の集会にて):「我々は教師も模範も助言も必要とせず、掲げた目標へ向かって進んでいる。国の舵を握るに相応しい者として歓迎してくださったこと、それは国家に対するあなた方の大きな貢献である。他人を裁くときには寛容であれ。自分自身より厳しく裁かない限り、それは自然にできるはずだ。全能なる神は我々と共におられる」

8. NATOとは何か?

ゲオルギオス・パパドプロス(ギリシャ軍も参加したアレクサンドルーポリでのNATO演習の後で):「NATOは純然たる防御のための軍事同盟である。加盟国に攻撃的・拡張主義的な野心は一切なく、ただ平和を望み、そのために努力している」

9. 独裁政権下の無料ジャーナリズム講座

ゲオルギオス・パパドプロス(クレタ島アギオス・ニコラオスでジャーナリストたちに向かって):「我々の社会の生命にとって、諸君の役割がいかに重要であるかを強調したい。その役割の重大性を明確に認識し、事実の客観的な要素を世界に伝えるとともに、人々が諸君の判断を評価し、それを踏まえて自らの判断を育んでいけるようにすべきだ。人類として生きる我々が置かれた現在の時期は、危機的なものである」

「文明のおかげで、人間は生存を懸けた過酷な闘いの苦労から解放された。こうして人間は、さまざまな活動を求める多くの時間を手にした……しかしこれが、成文・不文を問わぬ社会的道徳や、社会を律すべきより広義の規範に対して万人が抱くべき服従の念となって現れる、同胞への責任感からの乖離という現象を引き起こした。その結果、今日の社会は再出発を余儀なくされているのだ」

10. あなたはギリシャ人じゃないのですか? 分かるはずがない!

国内三大都市での戒厳令維持をめぐる、スティリアノス・パッタコスと外国人記者の対話。准将は決して上手とは言えない英語で応じる……

記者:「戒厳令を維持し続ける理由は何ですか?」

パッタコス:「心理的な理由です」

記者:「具体的にはどういう意味でしょうか?」

パッタコス:「ギリシャ人が理解することは、ギリシャ人にしか分かりませんからね……」

11. そして結論は……

ゲオルギオス・パパドプロス:「理想は存在する。そして理想はひとつ。ギリシャ、ギリシャ人、キリスト教徒である」

おまけ:1973年11月のポリテクニオン(工科大学)占拠事件後に独裁者が残した演説の題目は、「民主主義の敵どもによる陰謀」であった。