長期間にわたりパンデミックのため中断を余儀なくされていたアテネの歴史散策ツアーが、ついに再開される。今後2週間にわたり、第二次世界大戦末期から内戦前夜のギリシャ史をたどる以下の5つのルートが予定されている。
6月27日(日)「マクリギアンニの戦い」
集合場所はザッペイオン宮殿入口の階段(午前10時30分)。1944年12月6日、ELAS(ギリシャ人民解放軍)の戦闘員たちが、プラカ地区の標的建造物3棟とマクリギアンニ憲兵連隊兵舎への攻撃時に通ったルートを歩く。マクリギアンニの戦闘はどのように展開されたのか? なぜ初日、すべてがELASの勝利で決着したかに見えたにもかかわらず、兵舎は「陥落」しなかったのか? さらに、運輸省庁舎、第1軍団庁舎、第2警察署で行われた他の3つの小規模な戦闘では何が起きたのか?
7月3日(土)「カイサリアニの陥落」
集合場所はカイサリアニ中央広場の国民抵抗記念碑前(午前10時30分)。12月の戦闘(デケンブリアナ)中最も重要とされる1944年12月7日の戦いでは何が起きたのか? 山岳旅団の戦車部隊はどうやって12月18日にカイサリアニ中央広場へ到達し、その後何が起こったのか? 最後に、カイサリアニはどのようにして同年12月29日、イギリス軍の手に落ちたのか?
7月4日(日)「占領期の加害者たち」
集合場所はカニンゴス広場(午前10時30分)。ドイツ占領軍に協力したギリシャ人の暗黒の世界を掘り下げるツアー。テーマは、SSのギリシャ人エージェント、「ギリシャ国民同盟」組織とユダヤ人迫害、占領期に営まれたカジノ、親ナチス組織ESPOのメンバーたち、クラフモノス広場に拠点を置いた「ギリシャ版S隊」など。
7月10日(土)「占領下のパグラティ」
集合場所はパグラティ地区のメソロンギ広場(午前10時30分)。俳優たちはレジスタンス運動にどのような貢献を果たしたのか? なぜパグラティ高校はレジスタンスの「揺籃の地」と呼ばれたのか? グーヴァ・ブロックでは何が起きたのか? パグラティ広場におけるELASの自殺的とも言える作戦とは? パパゲオルギウの一派とOPLAの対立――パグラティを血で染めた抗争の実像に迫る。
7月11日(日)「EAM集会とデケンブリアナ」
集合場所はコロナキ広場(午前10時30分)。参加者は、1944年12月3日にEAM(民族解放戦線)がシンタグマ広場で組織した大集会のデモ参加者の足跡をたどる。この集会こそ、デケンブリアナ(12月事件)の発端となった。あの日、正確には何が起きたのか? 最初に発砲したのは誰なのか? 死者は何人だったのか? 銃声の後、何が続いたのか? 射撃を受けたデモ隊の集団は、どの地区から来ていたのか?
各散策の終了後には、当時の写真の鑑賞と、公園などの屋外スペースでのディスカッションが行われる。
予約および各散策の詳細内容やその他の情報については、公式サイト https://www.athenshistorywalks.com/ を参照されたい。
注意:現行の法令に基づき、各散策の参加人数は20名まで。散策中は(ワクチン接種の有無にかかわらず)マスクの着用が必要で、参加者同士は1.5メートル以上の距離を保つこと。