
古代ローマの裕福な人々が催した宴。食事中の放屁、げっぷ、嘔吐、そして排尿までもが、ごく普通の光景だったのです。
洗練とは無縁だった古代ローマ人
古代ローマ人が優雅な礼節(ボン・トン)の達人ではなかったことは、よく知られています。彼らが盛んに開催していた盛大な宴会の数々は、その何よりの証拠と言えるでしょう。
信じられないように思われるかもしれませんが、現代の目で見ると、宴会を彩っていた不潔さと悪習の数々は、まさに鳥肌ものです。
奴隷が運んだ「嘔吐用の壺」
まず、食事の最中に嘔吐するという恐ろしい習慣から見ていきましょう。客人たちは、奴隷たちが辛抱強く運び、支えていた専用の壺を使って、宴席の途中でも平気で胃の中身を吐き出しました。
これは当時の宴会を特徴づけていた「気の利いたサービス」の一つにすぎません。さらに、大きな音を立ててガスを放出することも許容されており、盛大なげっぷはむしろ歓迎されました。出された料理への感謝と満足の証として、大音量のげっぷは喜ばれたのです。
食事中の排尿まで「おもてなし」の対象
しかし、話はこれで終わりではありません。
客の嘔吐物を片付けるだけでも十分に過酷な仕事でしたが、召使いたちの役割はそれだけではなかったのです。彼らはトリクリニウム(食堂)の間を巡りながら、特別に用意された上品なガラス製の容器を手に、排尿したい客に適切なタイミングで差し出す役割も担っていました。
その間も、客人たちは腹が破裂しそうになるまで食べ続け、飲み続けたのです。
床に捨てるのは日常茶飯事
さらに、食べ残しや食物の屑を床に投げ捨てることも当たり前の行為でした。ただ、他の慣習に比べれば、これは最悪の部類に入らないかもしれませんね。