歴史物語

フィリス・ウィートリーはいつジョン・ピーターズと結婚したのか?

アメリカ初の黒人女性詩人として知られるフィリス・ウィートリー(Phillis Wheatley)がジョン・ピーターズ(John Peters)と結婚したのは、1778年4月1日のことです。結婚式はマサチューセッツ州ボストンで執り行われました。

フィリス・ウィートリーとはどんな人物か

フィリス・ウィートリーは、西アフリカ(現在のセネガルあるいはガンビア周辺)で生まれ、幼少期に奴隷として大西洋を渡り、ボストンのウィートリー家に引き取られました。主人一家の厚意により読み書きやラテン語などを学ぶ機会を得て、その詩才を開花させます。1773年にロンドンで出版された詩集『宗教と道徳に関する諸主題』は、アフリカ系アメリカ人女性による初の出版詩集であり、彼女はアメリカ文学史における重要な存在となりました。

ジョン・ピーターズとの結婚生活

夫となったジョン・ピーターズは、自由身分のアフリカ系アメリカ人男性で、食料品店の経営や法律関連の仕事に携わっていたと伝えられています。しかし二人の結婚生活は決して平坦なものではありませんでした。独立戦争の混乱が続くボストンでは経済的に苦しい状況が続き、後にピーターズは借金のために投獄されてしまいます。

残されたウィートリーは、病の子供たちとともに貧困の中で暮らし、家政婦として働きながら生計を立てました。1784年、彼女は30代半ばの若さでこの世を去ります。二人の間に生まれた子供たちも、いずれも幼いうちに亡くなったとされています。

まとめ

フィリス・ウィートリーとジョン・ピーターズの結婚は1778年4月1日、ボストンで行われました。歴史に名を刻む詩人としての栄光とは裏腹に、私生活では激動の時代の波に翻弄され、短くも波乱に満ちた生涯を閉じたのです。