アメリカの人気シットコム「アリス」(原題:Alice)は、1976年から1985年まで放送され、多くの視聴者に愛された作品です。ところが、この番組に関する検索の中に「アリス・ストロークス・ポール」という存在しないキャラクター名が見られることがあります。これは誤解であり、実際の劇中にそのような設定や登場人物は存在しません。
ヴィック・テイバックが演じたのはダイナーの店主
俳優ヴィック・テイバック(Vic Tayback)が「アリス」で演じていたのは、アリスの脳卒中(ストローク)の患者などではなく、物語の舞台となる食堂「メルズ・ダイナー(Mel's Diner)」のオーナー、メル・シャープレスです。彼は同作の映画版『アリスの恋』(1974年)でも同じ役を演じており、テレビ版でも続投しました。
メルというキャラクターの性格
メルは口が悪く短気で、従業員や常連客にぶっきらぼうな態度をとることも少なくない人物として描かれています。しかし根は人情味があり、いざという時には思いがけない優しさを見せる一面も持っていました。こうした強面ながら憎めないキャラクターぶりが視聴者の心をつかみ、番組を代表する人気キャラクターとなったのです。
つまり「アリス・ストロークス・ポール」という人物は実在せず、ヴィック・テイバックが演じたのはあくまでも舞台となるダイナーを切り盛りする店主メルである、というのが正しい理解となります。