2021年12月21日、私たちは死ぬのか?
「2021年12月21日に世界が終わり、人類は滅亡する」という主張が、SNSやネット掲示板などで話題になることがあります。しかし、結論から言えば、この主張を裏付ける科学的な証拠は一切存在しません。
発端はマヤ暦の「誤った解釈」
この終末論の根拠とされているのは、古代マヤ文明が使用していた暦法です。しかし、これはマヤ暦の誤読に基づくものです。マヤ暦には「長期暦(ロングカウント)」と呼ばれる紀日法があり、約5,125年で一つの大きな周期が完了します。実は2012年12月21日にこの周期が区切りを迎えた際にも、同様の終末論が世界的に広まりました。
ところが、マヤ文明の研究者たちによれば、暦の一巡は世界の終わりではなく、自動車の走行距離計が一巡して数字がゼロに戻るような、単なる周期の切り替えにすぎないといいます。むしろマヤ人にとっては、新しい周期の始まりを祝うべき節目だったと考えられています。
科学者たちの見解
NASAをはじめとする世界中の天文学者や考古学者は、「マヤ暦が世界の終末を予言した事実は一切ない」と繰り返し明言しています。惑星の直列や巨大隕石の衝突といった終末シナリオも、すべて科学的根拠のないデマであることが確認されています。
まとめ:根拠のない不安に振り回されないために
2021年12月21日に世界が終わるという説は、マヤ暦の誤解釈から生まれた俗説であり、信じる必要はまったくありません。終末論的な情報に触れたときこそ、NASAなどの公的機関や学術機関が発信する信頼できる情報を確認し、冷静に判断することが大切です。