歴史物語

セイラム魔女裁判の犠牲者は何人?人だけでなく動物も命を落とした悲劇を解説

17世紀末のアメリカで起きた「セイラム魔女裁判」。魔術の疑いをかけられた住民が次々と告発され、町全体が恐怖と混乱に包まれた事件として知られています。ここでは、この裁判で亡くなった人と動物の数について詳しく見ていきましょう。

セイラム魔女裁判とは

セイラム魔女裁判は、1692年から1693年にかけて、マサチューセッツ湾植民地のセイラム村(現在のダンバース)周辺で行われた一連の裁判です。「魔女ではないか」という疑いが住民同士の告発を呼び、集団ヒステリーのような状態が数か月間続き、多くの無実の人々が投獄されました。

亡くなった人は何人?

セイラム魔女裁判で命を落としたのは、合計20人です。そのうち19人が絞首刑により処刑され、残る1人であるジャイルズ・コーリー(Giles Corey)は、罪を認めないまま石を積み上げられる拷問によって死亡しました。

絞首刑となった19人の内訳は、女性14人、男性5人です。処刑された男性の一人には、元牧師のジョージ・バロウズ(George Burroughs)が含まれています。彼は絞首台の上で主の祈りを見事に唱え上げ、それを目撃した群衆の間に疑問の声が広がったとも伝えられています。

なお、公式な犠牲者数である20人以外にも、過酷な獄中生活の影響で亡くなった人がいたと考えられています。

動物の犠牲者も存在した

悲劇は人間だけにとどまりませんでした。当時は「使い魔(悪魔に仕える動物)」への恐怖が広がっており、2匹の犬が魔女の使い魔であるとの疑いをかけられ、サラ・グッド(Sarah Good)やエリザベス・ハウ(Elizabeth Howe)といった飼い主とともに処刑されています。

まとめ

セイラム魔女裁判では、20人が処刑され、さらに2匹の犬が犠牲になりました。根拠のない告発と集団の恐怖が引き起こしたこの悲劇は、現代においても冤罪やパニックの危険性を考えるうえで重要な教訓として語り継がれています。