トーマス・エジソンは中学校に通っていなかった
「発明王」として知られるトーマス・エジソンは、実は中学校(ミドルスクール)には一度も通っていません。彼が正式な学校教育を受けたのは、公立学校でのわずか3か月間だけでした。
わずか3か月で学校を離れた理由
エジソンは1854年頃、家族とともにミシガン州ポートヒューロンへ移り住み、地元の公立学校に入学しました。しかし、学校での彼は落ち着きがなく、次々と質問を投げかける子供だったといわれています。
ある教師は彼を「頭のおかしい(addled)子ども」と評したとも伝えられており、それを聞いた母親ナンシーは激怒し、息子を学校から引き取ったと言われています。
母親ナンシーによる家庭での教育
その後、エジソンの教育を担ったのは、元教師だった母親ナンシーです。彼女は自宅で読み・書き・算数などを丁寧に教えるとともに、息子の好奇心を大切に育てました。
エジソン自身も家にある大量の本を読み漁り、地下室で化学実験に励むなど、自ら学ぶ姿勢をどんどん伸ばしていきました。
独学が育んだ「発明王」への道
こうした独自の学びを通じて、エジソンは後に蓄音機や実用的な白熱電球など、数多くの発明を成し遂げることになります。
正規の学校教育をほとんど受けなかったにもかかわらず、旺盛な好奇心と独学の力で世界を変える発明者となった彼の人生は、「学びの形は一つではない」ということを私たちに教えてくれる好例といえるでしょう。