結論から言えば、1945年に発行されたアメリカの1セント硬貨(ペニー)は、小麦ペニー(ホイート・セント)に該当します。裏面に二本の麦の穂がデザインされた、いわゆる「小麦ペニー」の範ちゅうに入ります。
小麦ペニーとはどんな硬貨?
小麦ペニーは、1909年から1958年まで約50年間にわたって鋳造されたリンカーン1セント硬貨の愛称です。裏面中央の「ONE CENT」「UNITED STATES OF AMERICA」の文字を挟むように、左右に麦の穂が描かれていることが最大の特徴です。
1945年はこの鋳造期間のまさに中盤にあたるため、その年に造られたペニーであれば、基本的にすべて小麦ペニーということになります。
1945年ペニーの素材と戦時中の歴史
第二次世界大戦中、軍需による銅の逼迫を受け、1943年には例外的に亜鉛メッキを施したスチール製の「スチール・セント」が鋳造されました。銀色に見えるこの硬貨は、小麦ペニーの中でも特に有名な変種です。
その後、1944年から1946年までは、回収した真鍮製の弾薬筒を再溶解した合金(銅約95%)が使用されました。つまり1945年ペニーは、戦時中でありながら銅系の素材で作られた「通常の小麦ペニー」ということになります。
ちなみに、現在流通している銅メッキ亜鉛の1セント硬貨が登場したのは1982年以降であり、1940年代の話ではありません。
小麦ペニーの見分け方
1945年ペニーが小麦ペニーかどうかを確認するには、硬貨の裏面を見てください。麦の穂のデザインがあれば小麦ペニーです。表面にはリンカーン大統領の横顔が描かれています。
また、コレクター市場ではミントマーク(造幣局の刻印)の有無や保存状態によって価値が大きく変わります。1945年ペニーは発行数が多いため希少価値こそ高くありませんが、美品やエラー品にはプレミアムが付くこともあります。
まとめ
1945年のペニーは間違いなく小麦ペニーです。1909年〜1958年に鋳造されたリンカーン・ホイート・セントの一つであり、裏面に麦の穂を持っています。お手元に1945年ペニーがある場合は、ぜひ裏面を確認してみてください。