9.11同時多発テロによる犠牲者数の全体像
2001年9月11日にアメリカで発生した同時多発テロでは、ニューヨークの世界貿易センター(WTC)、ワシントンD.C.のペンタゴン(米国防総省本庁舎)、ペンシルベニア州シャンクスビル近郊の3か所において、合計2,977人の尊い命が奪われました。
場所別の犠牲者数
- 世界貿易センター:2,753人
- ペンタゴン:184人
- ユナイテッド航空93便(乗客・乗員):40人
さらに、テロの実行犯であるハイジャック犯19人も死亡しており、これらをすべて含めると、事件全体の死者数は2,996人に上ります。
負傷者と生存者の状況
負傷者は約25,000人に達したとされています。ニューヨーク市内では、瓦礫の下敷きになったり、粉塵や煙を吸い込んだりして、多数の人が医療機関で治療を受けました。
一方で、多くの人々が奇跡的に生還しています。当時、ツインタワーには推定1万7千人以上が勤務・来訪していましたが、航空機の衝突階より下の階層にいた大多数の人々は、階段を使って避難することに成功したとされています。ただし、衝突階より上の階層では非常階段が破壊されていたため、そこから脱出できた人はごくわずかでした。
その後も続く悲劇
9.11の影響は、当日だけでは終わりませんでした。ビル崩壊時に舞い上がった有毒な粉塵(アスベストやコンクリート微粒子など)を吸引した救助隊員、復旧作業員、周辺住民の間では、がんや呼吸器疾患といった健康被害が長年にわたり報告されています。近年では、テロに関連する病気で亡くなった人の数が、当日の犠牲者数を上回ったとする報告もあり、悲劇は今もなお続いています。