歴史物語

バッファロー・ニッケルとは?表にネイティブアメリカン、裏にバイソンが描かれたアメリカの5セント硬貨

お手持ちのコインは「バッファロー・ニッケル」です

ご質問のコインは、バッファロー・ニッケル(Buffalo Nickel)と呼ばれるアメリカ合衆国の5セント硬貨です。1913年から1938年までの約25年間にわたり、アメリカ造幣局で鋳造された歴史的なコインとして知られています。

デザインの特徴:表は先住民、裏はバイソン

表面(オモテ面)にはネイティブアメリカン(アメリカ先住民)の肖像が描かれ、裏面(ウラ面)にはアメリカバイソン(バッファロー)があしらわれています。この独特なデザインから、「インディアンヘッド・ニッケル」や「バッファローヘッド・ニッケル」という別名でも親しまれてきました。

デザイナーは彫刻家ジェームズ・アール・フレイザー

この硬貨を手掛けたのは、アメリカの彫刻家ジェームズ・アール・フレイザー(James Earle Fraser)です。彼は西部開拓時代の精神を象徴するデザインとして、先住民とバイソンを選んだと言われています。力強く芸術性の高い意匠は、現在でもコレクターの間で高い人気を誇っています。

注意:銀貨ではありません

銀色に見えるため「シルバー(銀貨)」と思われがちですが、バッファロー・ニッケルの材質は銅75%・ニッケル25%の合金であり、銀は含まれていません。「ニッケル(Nickel)」という名称も、このニッケル含有量に由来しています。

まとめ

表に女性のように見える肖像があるものの、それはネイティブアメリカンの男性をモデルとしたものであり、裏面の鳥のような図柄も実は鷲ではなくバイソンです。1913年〜1938年の発行年や状態(コンディション)によって収集価値が大きく変わるため、年号を確認してみるとよいでしょう。