歴史物語

オールドグローリーはフィラデルフィアのベッツィー・ロス・ハウスに掲揚されている?

結論:オールドグローリーの掲揚はない

フィラデルフィアにあるベッツィー・ロス・ハウス(Betsy Ross House)には、オールドグローリーは掲揚されていません。ただし、同館ではベッツィー・ロスおよびアメリカ建国期の歴史にゆかりのある数々の旗が展示されており、その一つとしてグランド・ユニオン・フラッグ(大連合旗)のレプリカが飾られています。

グランド・ユニオン・フラッグとは何か

グランド・ユニオン・フラッグは、1775年から1777年頃、アメリカ独立戦争のさなかに実際に使われていた歴史上きわめて重要な旗です。13本の赤と白の縞模様に加えて、左上部(カントン)にイギリスのユニオンジャックをあしらったデザインが特徴で、現在の星条旗が正式に制定される前に、事実上のアメリカ植民地の国旗として扱われていました。

ベッツィー・ロスと最初の星条旗の伝説

ベッツィー・ロス(1752年〜1836年)は、伝承によればジョージ・ワシントンらからの依頼を受け、初代アメリカ国旗となる星条旗を縫い上げた仕立屋として知られています。彼女が暮らしていたこの家は現在博物館として一般公開されており、当時の暮らしぶりやアメリカ国旗誕生にまつわる物語を体感できる人気の観光スポットとなっています。

訪れるなら注目したい展示

ベッツィー・ロス・ハウスを訪れる際は、初期アメリカの歴史を物語る多彩な旗の展示にぜひ注目してください。オールドグローリーこそ掲揚されていないものの、アメリカ国旗がどのように誕生し、進化していったのかをたどれる貴重な資料が揃っており、歴史好きには見応え十分の内容となっています。