ジェームズ・クックの父親は誰?
18世紀イギリスを代表する海洋探検家として知られるジェームズ・クック(1728年~1779年)。太平洋の調査やオーストラリア東海岸の発見など、数々の偉業を成し遂げた彼ですが、その出自は決して恵まれたものではありませんでした。
ジェームズ・クックの父親は、彼と同じ名を持つジェームズ・クック・シニア(James Cook Sr.)です。母親はグレース・ペイス(Grace Pace)という女性でした。
父ジェームズ・クック・シニアはどんな人?
父親のジェームズ・クック・シニアは、農業労働者(農夫)であり、日雇い労働者として働いていた人物です。彼はスコットランドのロックスバーグシャー地方エダナムの出身で、イングランド北部ヨークシャーへ移り住み、各地の農場で雇われながら生計を立てていました。
1725年にグレース・ペイスと結婚したクック夫妻には、ジェームズを含む複数の子どもが生まれました。ジェームズ・クックは1728年10月27日、ヨークシャーのマートンという小さな村に生まれています。
質素な家庭が育んだ探検家
クック家は非常に貧しく、父親のわずかな賃金だけで家族を支えなければなりませんでした。しかし、父が働いていた農場の地主トーマス・スコットウは、幼いジェームズの才能に目をつけ、学費を援助して地元の学校に通わせてくれたといわれています。
こうした環境の中で、ジェームズ・クックは17歳頃から雑貨商の見習いとして働き始め、やがて海へと進出。労働者の息子から世界有数の航海者・地図製作者へと昇りつめたのです。
まとめ
ジェームズ・クックの父親は、同名の農業労働者ジェームズ・クック・シニア、母親はグレース・ペイスです。貧しい日雇い労働者の家庭に生まれながらも、息子は後にイギリス海軍の大佐となり、歴史に名を刻む偉大な探検家へと成長しました。父子二代にわたるこの物語は、当時の階級社会において類まれな出世譚として語り継がれています。