歴史物語

チャールズ2世はペットを飼っていましたか?動物好きだったイングランド王の実像

はい、イングランド国王チャールズ2世(在位1660年〜1685年)は、数多くのペットを飼っていたことで知られています。犬や猫をはじめ、鳥や鹿などさまざまな動物を宮廷で大切にし、その動物好きは当時から広く有名でした。

チャールズ2世と犬たち

中でも特に有名なのは、小型のスパニエル犬への深い愛情です。チャールズ2世は常に何匹ものスパニエルを傍に置き、宮殿の部屋を自由に走り回らせていました。記録によれば、重要な国務会議の場にまで犬を連れて入り、周囲を驚かせたといいます。日記作家サミュエル・ピープスは、王が会議中も犬の世話に夢中になり、国家の用事がおろそかになっていると皮肉を込めて綴っています。

キング・チャールズ・スパニエルの由来

この王の愛犬がきっかけとなり、現在「キング・チャールズ・スパニエル(キャバリア・キング・チャールズ・スパニエル)」として知られる犬種が生まれました。王室の肖像画にもこの犬が描かれることが多く、チャールズ2世とスパニエルの絆は後世にまで語り継がれています。

犬以外のペットたち

チャールズ2世の動物愛好は犬だけにとどまりません。猫や鳥なども宮廷で飼育されており、庭園には鹿が放たれ、王はそれらを眺めることを楽しみました。また、当時の貴族の趣味であった鷹狩りのための猛禽類や、乗馬用の馬にも強い関心を持っていたと伝えられています。

動物好きだった「陽気な王」

王政復古により即位したチャールズ2世は、「陽気な王(Merry Monarch)」の異名を持つ明るく社交的な君主でした。動物を慈しむ姿勢もそうした人柄の表れであり、ペットたちは厳格な宮廷生活の中での癒しとなっていたと考えられます。彼の動物好きは単なる趣味にとどまらず、イギリスにおけるペット文化の発展にも影響を与えたといえるでしょう。