歴史物語

1978年6月15日の歴史――この日、世界で何が起きたのか?

1978年6月15日は、世界各国で歴史に残る出来事が相次いだ一日でした。ここでは、その日の主な出来事を国・地域別に振り返ります。

アメリカ合衆国

連邦最高裁判所は、「バッケ対カリフォルニア大学理事会(Regents of the University of California)訴訟」における歴史的な判決を下しました。大学入試における人種別割当制度(クォータ制)は憲法違反としながらも、人種を複数の審査要素の一つとして考慮するアファーマティブ・アクション(積極的差別是正措置)は容認される、という内容です。この判決は、その後の米国における教育機会平等をめぐる議論の出発点となりました。

ブラジル

ブラジル海軍の旗艦として長年活躍した航空母艦「ミナス・ジェライス」が、35年間の就役期間を経て退役しました。

イギリス

ホーカー・シドレー トライデント3B型で運航されていたブリティッシュ・エアウェイズ183便が、ロンドン・ヒースロー空港への着陸時に墜落。乗員8名全員と乗客154名のうち140名が犠牲となる大惨事となりました。事故原因は、航空機のエンジン・スラストリバーサ(逆推力装置)の故障とされています。

フランス

パリ市長のジャック・シラク氏が、1981年フランス大統領選挙に向けた選挙運動を正式に開始しました。

レバノン

イスラエル軍が、南レバノンのパレスチナ過激派組織を標的とした軍事作戦「リタニ作戦」を開始しました。この作戦は同年7月23日まで続きました。

ソマリア

ソマリア最高革命評議会は、シアド・バーレ大統領に対するクーデター計画の容疑をかけられた高位軍人および一般市民20名を処刑しました。

インドネシア

中部ジャワにある活火山メラピ山が噴火し、周辺地域に甚大な被害をもらたしました。多くの住民が家を追われ、避難を余儀なくされました。

中国

第5期全国人民代表大会が北京で閉幕し、新しい憲法が承認されるとともに、新たな国家指導部が選出されました。

ソビエト連邦

宇宙飛行士ウラジーミル・コワリョーノク氏とアレクサンドル・イヴァンチェンコフ氏を乗せた有人宇宙船「ソユーズ29号」が、バイコヌール宇宙基地から打ち上げられました。同船は同年6月17日、宇宙ステーション「サリュート6号」とのドッキングに成功しています。