マーティン・ルーサー・キングが牧師になったのはいつ?
マーティン・ルーサー・キング・ジュニア(Martin Luther King Jr.)は、アメリカ合衆国を代表する公民権運動の指導者であると同時に、バプテスト教会の牧師でもありました。彼は1948年2月、わずか19歳という若さでバプテスト派の牧師に叙任されています。
牧師への道
キングは1929年1月15日、ジョージア州アトランタに生まれました。父親のマーティン・ルーサー・キング・シニアも牧師であり、彼は幼い頃から教会の環境の中で育ちました。モアハウス大学を卒業した後、ペンシルベニア州のクローザー神学校で神学を学び、1951年に卒業しています。
そして1954年、当時25歳だったキングは、アラバマ州モンゴメリーにあるデクスター・アベニュー・バプテスト教会(Dexter Avenue Baptist Church)の主任牧師に就任しました。これが彼にとって初めての正式な牧師職となりました。
エベネザー・バプテスト教会での活動
1960年、キングは故郷のアトランタへ戻り、父親とともにエベネザー・バプテスト教会(Ebenezer Baptist Church)の共同牧師を務めるようになりました。この教会は祖父や父が率いてきた由緒ある教会で、キングは1968年に暗殺されるまで、そこで説教を続けました。
牧師業と公民権運動の両立
キングは牧師としての務めを果たしながら、1950年代半ばから公民権運動の指導者として活躍しました。1955年には、ローザ・パークスの逮捕をきっかけとした「モンゴメリー・バス・ボイコット」を指導し、以降も非暴力抵抗の理念を掲げて人種差別の撤廃のために闘い続けました。
1963年には「ワシントン大行進」で有名な「I Have a Dream(私には夢がある)」演説を行い、1964年にはノーベル平和賞を受賞。しかし1968年4月4日、テネシー州メンフィスで39歳の若さで暗殺され、その生涯を閉じました。