アフリカ諸国の大多数は、第二次世界大戦後に本格化した「アフリカの脱植民地化」と呼ばれる時代に独立を達成しました。この歴史的な動きは1980年代後半までにほぼ完了し、ヨーロッパ列強による長年にわたる植民地支配の時代に終止符が打たれることとなりました。
主な国々の独立の年
脱植民地化の流れの中で、多くの国が次々とヨーロッパの支配から独立を果たしていきました。代表的な国々とその独立年は以下の通りです。
- ギニア(1958年)
- タンザニア(1961年)
- ナイジェリア(1960年)
- コンゴ民主共和国(1960年)
- ケニア(1963年)
- ザンビア(1964年)
- アンゴラ(1975年)
- モザンビーク(1975年)
- ナミビア(1990年)
- 南アフリカ共和国(1994年)
「アフリカの年」と呼ばれた1960年
中でも1960年は象徴的な年でした。この一年間だけで17か国が独立を達成したことから、「アフリカの年」と呼ばれています。ナイジェリアやコンゴ民主共和国もこの年に独立しており、アフリカ大陸全体の政治的地図が大きく塗り替えられました。
独立が遅れた南部アフリカ
一方、南部アフリカでは状況が異なり、独立への道のりはより長く険しいものでした。アンゴラとモザンビークはポルトガル本国での政変(カーネーション革命)を受けて1975年にようやく独立を果たします。
さらにナミビアは隣国との紛争の影響もあり、1990年まで独立が実現しませんでした。また、南アフリカ共和国では白人少数派による人種隔離政策「アパルトヘイト」が続きましたが、1994年に初の全人種参加型総選挙が実施され、すべての人々が平等な権利を持つ民主国家として新たな出発を遂げました。
まとめ
アフリカにおける外国支配の終焉は、おおむね第二次世界大戦後から1980年代後半にかけての約40年間で実現しました。ただし、独立の達成はあくまで出発点であり、その後の各国は経済発展や政治的安定といった新たな課題に向き合うことになります。それでも、植民地支配からの解放という脱植民地化の潮流は、現代アフリカの姿を形作った最も重要な歴史的転換点の一つといえるでしょう。