ニール・アームストロングは、実は朝鮮戦争に従軍した経験を持つ元海軍パイロットです。1930年生まれの彼は、1950年から1953年に行われた朝鮮戦争中、アメリカ海軍の艦上戦闘機パイロットとして航空母艦エセックス号から出撃し、約78回の戦闘任務を遂行しました。1951年には被1951年には被弾して緊急脱出するという危機も経験しています。
朝鮮戦争後のキャリア
テストパイロットとしての活躍
戦争終結後、アームストロングはパデュー大学で航空工学の学位を取得し、その後NACA(後のNASA)のテストパイロットとなりました。カリフォルニア州エドワーズ空軍基地では高高度・高速実験機X-15に搭乗し、合計7回の飛行で時速約6,000kmを超える速度記録を樹立するなど、卓越した操縦技術を発揮しました。
NASA宇宙飛行士への選出
1962年、アームストロングはNASAの第2期宇宙飛行士候補生に選ばれます。1966年にはジェミニ8号の船長を務め、人類初となる二つの宇宙船のドッキングを成功させました。この任務では、姿勢制御システムの不具合による緊急事態にも冷静に対処し、その判断力と技術力を証明しました。
歴史的偉業――人類初の月面歩行
そして1969年7月20日、アポロ11号の船長として月面に降り立ち、「これは一人の人間にとっては小さな一歩だが、人類にとっては偉大な飛躍である」という有名な言葉とともに、人類史上初めて月面を歩いた人物となりました。
その後の人生
月面着陸の功績により世界的英雄となった後、アームストロングはNASAを離れ、シンシナティ大学で航空宇宙工学の教授を務めるなど、比較的静かな生活を送りました。2012年に82歳で亡くなるまで、宇宙開発の先駆者として人々に敬愛され続けました。