アジアの歴史

アメリカがフィリピンを支配下に置いたのはいつ?歴史的経緯を徹底解説

アメリカがフィリピンを支配下に置いたのは、1898年8月13日です。同年に勃発した米西戦争において、マニラ湾海戦で圧勝したアメリカ軍が首都マニラを占領し、スペインからフィリピンの支配権を奪取しました。

米西戦争とフィリピン獲得の経緯

19世紀末、当時フィリピンはスペインの植民地であり、現地では独立運動が活発化していました。1898年4月に米西戦争が始まると、アメリカ海軍は5月1日のマニラ湾海戦でスペイン艦隊を壊滅させ、8月13日には陸軍と共同でマニラを占領しました。

戦争終結後の1898年12月10日に調印されたパリ条約により、スペインはフィリピン諸島を2,000万ドルでアメリカへ正式に譲渡します。これにより、フィリピンはスペインからアメリカへと宗主国が移ることになりました。

植民地統治の時代

しかし、独立を望むフィリピン人たちの抵抗は続き、1899年から1902年にかけてフィリピン・アメリカ戦争が発生しました。この戦争の鎮圧後、アメリカは教育制度や行政システムの整備を進めながら本格的な植民地統治を開始しました。

1935年には独立準備段階としてコモンウェルス(フィリピン自治領)が設立され、段階的な自治拡大が進められました。ただし、その過程で第二次世界大戦が勃発し、一時は日本軍の占領下に置かれるなど、独立への道のりは決して平坦なものではありませんでした。

1946年7月4日の完全独立

第二次世界大戦の終結後、1946年7月4日、フィリピンはついにフィリピン共和国として完全独立を果たしました。これにより、1898年から数えて約48年間に及ぶアメリカによる支配・統治の時代に正式に幕が下ろされたのです。

まとめ

アメリカのフィリピン支配は、1898年8月13日の米西戦争による占領に始まり、1946年7月4日の独立承認によって終了しました。この半世紀近い統治期間は、英語教育や法制度など、現在のフィリピン社会にも深い影響を残しています。