アジアの歴史

中国在住のベトナム人はどれくらいいる?南部を中心に広がるベトナム人コミュニティの実態

中国におけるベトナム人人口の概況

結論から述べると、中国には確かに規模の大きなベトナム人コミュニティが存在します。2020年時点で、約130万人のベトナム人が中国に居住しているとされ、在留外国人・少数民族の中でも有数の規模を誇るグループの一つとなっています。

こうした人々は、労働者、留学生、貿易関係者など多様な立場で中国社会に溶け込んでおり、中越間の経済的・人的交流の拡大とともに、その存在感を year々高めています。

主な居住地域は中国南部に集中

中国に暮らすベトナム人の大多数は、広西チワン族自治区、雲南省、広東省といった南部の省・自治区に集中しています。これらの地域は地理的にベトナムと隣接または近接しており、歴史的にも経済・文化の両面で密接なつながりを持ってきました。

特に国境に近い地域では、境界貿易や出稼ぎ労働を目的とした人の往来が古くから盛んで、近年は製造業やサービス業への就労、ビジネス拠点の設置など、交流の形態も多様化しています。

公認少数民族としての「キン族」

また、中国ではベトナムの主要民族と同じルーツを持つキン族(ギン族)が政府公認の少数民族として認められており、主に広西チワン族自治区の東興市など中越国境沿いに暮らしています。彼らは言語や生活習慣の面でベトナムとの共通点が多く、両国の文化交流を支える架け橋的な存在となっています。

まとめ

このように、中国には南部を中心に多くのベトナム系の人々が定住しており、地理的な近さと歴史的な絆、そして活発な経済交流がその背景にあります。両国の関係が深まるなか、中国国内のベトナム人コミュニティは今後さらに拡大していくと見られています。