「日本軍は真珠湾を占領したのではないか?」という疑問を持つ方もいますが、実はこれは誤解です。日本軍は真珠湾を占領していません。ここでは、実際に何が起きたのかを整理して解説します。
真珠湾攻撃とは何だったのか
1941年12月7日(日本時間では12月8日)、日本海軍はハワイ・オアフ島にあるアメリカ海軍基地「真珠湾(パールハーバー)」に対して奇襲攻撃を行いました。この攻撃により、戦艦アリゾナ号をはじめとする多数の艦船が損傷・沈没し、2,400人を超えるアメリカ軍人が命を落としました。
なぜ日本は真珠湾を占領しなかったのか
真珠湾攻撃は、航空母艦から発進した艦載機による一撃離脱式の空襲でした。作戦の目的は、アメリカ太平洋艦隊の戦力を一時的に無力化し、東南アジア方面での日本の作戦行動を容易にすることでした。ハワイそのものを占領・支配することが目的ではなく、当時の日本にはハワイまで侵攻し、遠隔地の占領を維持するだけの兵力や補給能力もありませんでした。
攻撃がもたらした結果
この奇襲攻撃は、それまで中立の立場をとっていたアメリカを第二次世界大戦へと引き込む決定的なきっかけとなりました。攻撃の翌日、ルーズベルト大統領は議会で対日宣戦布告を求め、後に「国恥の日」と呼ばれることになるこの日から、アメリカは太平洋戦争に本格的に参戦していきました。
まとめ
日本軍は真珠湾を「攻撃」しましたが、「占領」はしていません。真珠湾攻撃はアメリカの参戦を招き、第二次世界大戦の流れを大きく変えた歴史的な転換点となったのです。