アジアの歴史

中国の旧正月とフィリピンの旧正月の共通点とは?時期や祝い方の類似点を解説

中国とフィリピンの旧正月にみる大きな共通点

中国の旧正月(春節)とフィリピンの旧正月には、いくつかの重要な共通点があります。最大の類似点は、どちらの文化も太陰暦に基づいて「新しい年の始まり」を祝うという点です。月の満ち欠けをもとにした暦によって新年の日が決まるため、両国の旧正月には深い関連性があります。

祝われる時期が非常に近い

もう一つの注目すべき共通点は、その時期の近さです。フィリピンの旧正月は、一般的に1月21日から2月21日の間に祝われます。一方、中国の旧正月は冬至の後の2回目の新月に設定され、多くの場合2月4日前後にあたります。このため、両国の旧正月は同じ日、あるいはわずか数日の差で重なることも珍しくありません。

フィリピンにおける旧正月の文化

フィリピンでは、華人フィリピノ(中国系フィリピン人)のコミュニティを中心に、古くから旧正月が大切に祝われてきました。2012年には旧正月が「特別な非就業日」として国家的な行事に認定され、現在では国民全体に親しまれるイベントへと発展しています。

祝い方も中国本土のものとよく似ています。家々を赤い飾り付けで彩り、家族が一堂に会して食事を楽しみ、子どもたちには「アンパオ(ang pao)」と呼ばれる赤い封筒に入ったお年玉が贈られます。さらに、マニラのチャイナタウンなど各地では龍舞や獅子舞のパレードが行われ、賑やかに新年の到来を祝います。

まとめ

中国とフィリピンの旧正月は、太陰暦に基づく新しい年の始まりを祝うという点で共通しており、時期もほぼ重なります。フィリピンでは中国系移民の歴史とともにこの文化が根付き、今では多民族国家フィリピンの豊かな文化の一部としてすっかり定着しています。