アジアの歴史

ナパタを本拠地とするクシュ王国の終焉とは?アクスム王国による征服の経緯

ナパタを本拠地とするクシュ王国の終焉

ナパタを中心として上エジプト以南で栄えたクシュ王国は、紀元4世紀にその歴史の幕を閉じました。王国滅亡の決定的な出来事となったのは、現在のエチオピアを本拠地とする強大なアクスム(アキスム)王国による征服です。

アクスム王国という強力な脅威

アクスム王国は、紅海貿易を握り東アフリカに広大な勢力圏を築いた軍事大国でした。精強な軍隊を擁するアクスムの勢力は、衰退期にあったクシュ王国に対して圧倒的な優位に立ち、ついにはその領土へ侵攻します。

アクスム軍の攻勢に耐えきれなくなったクシュ王国は抵抗を続けることができず、領土は次第にアクスム王国の支配下へと組み込まれていきました。こうして長きにわたりヌビア地方で繁栄したクシュ王国の歴史は終わりを迎えることになったのです。

まとめ

  • クシュ王国の滅亡時期:紀元4世紀頃
  • 滅亡の原因:エチオピア発祥のアクスム王国による征服
  • その後:クシュの領土はアクスム王国の版図に編入された

この征服以降、ヌビア地域の覇権はクシュからアクスムへと移り、北東アフリカの勢力地図は大きく塗り替えられました。