アジアの歴史

中国の王朝はどれくらい続く?最長は周王朝の約790年、最短は新王朝のわずか15年

中国の歴史は、数多くの王朝の興亡によって形作られてきました。その統治期間は王朝によって大きく異なり、数百年に及ぶ長寿の王朝もあれば、わずか十数年で滅亡した短命の王朝もあります。ここでは、中国史上最長と最短の王朝についてご紹介します。

最も長く続いた王朝:周王朝(約790年)

中国史上最長の統治期間を誇るのは周王朝です。紀元前1046年に殷(商)を滅ぼして成立し、紀元前256年に秦によって滅ぼされるまで、実に約790年間存続しました。

ただし、前770年に首都を東の洛陽へ移した後の「東周」の時期に入ると、王室の権威は次第に低下していきます。春秋戦国時代には諸侯が実権を握り、周王室は名目上の存在となりました。それでも形式的な天下の共主としての地位は保ち続けたため、結果的に中国最長の王朝となったのです。

最も短かった王朝:新王朝(約15年)

一方、最も短い統治期間だったのは新王朝です。前漢の外戚であった王莽が西暦9年に帝位を簒奪して建国し、23年に滅亡するまで、わずか15年ほどしか続きませんでした。

王莽は儒教の理想にもとづく大胆な改革(土地の国有化や貨幣制度の変更など)を実施しましたが、これらの政策はかえって社会を混乱させ、赤眉の乱や緑林の乱といった大規模な反乱を招くことになりました。23年、王莽は反乱軍によって殺害され、新王朝は一代限りで幕を閉じました。

まとめ

このように中国の王朝の寿命は、安定した支配体制と民心(天命)をいかに維持できるかに大きく左右されました。約790年続いた周王朝と、わずか約15年で滅んだ新王朝という対照的な二つの例は、そのことを如実に物語っています。