「米国の輸出が中国と日本に少ない」という前提は正しいのか?
結論から言えば、この質問の前提は必ずしも正確ではありません。実際、アメリカは中国と日本の双方と非常に大きな輸出関係を築いており、両国ともアメリカにとって最大級の貿易相手国となっています。
2021年の輸出データで見る実態
2021年、アメリカは中国に対して1560億ドル(約17兆円)を超える財・サービスを輸出しました。これにより、中国はカナダとメキシコに次ぐ、アメリカにとって第3位の輸出市場となっています。
同様に、日本に対しても760億ドル(約8兆4000億円)以上の財・サービスを輸出しており、日本はアメリカにとって第4位の輸出市場です。
なぜ誤解が生まれるのか
アメリカの輸出全体に占める割合で見ると、隣国であり自由貿易協定(USMCA)を結ぶカナダとメキシコが上位2か所を占めるため、その他の国々への輸出額は相対的に小さく見えることがあります。しかし、世界規模で比較すれば、中国と日本は环太平洋地域におけるアメリカの最重要の輸出先であり、その取引規模は決して小さいものではありません。
まとめ
「米国の輸出が中国や日本にほとんど向けられていない」という認識は誤りです。北米の隣国2か国に次いで、中国が第3位、日本が第4位の輸出市場として、アメリカの対外貿易において中核的な役割を果たしているのです。