北米の歴史

「ピカプー」というアメリカ先住民の部族は存在する?正しくは「キカプー族」

「ピカプー」という部族は存在しない

結論から言うと、「ピカプー(Pickapoo)」と呼ばれるアメリカ先住民(ネイティブ・アメリカン)の部族は存在しません。

この名前を耳にした場合、多くの場合は「キカプー(Kickapoo)族」と混同している可能性が高いです。表記や発音が似ているため、よく取り違えられることがあります。

実在するのは「キカプー族」

キカプー族は、アルゴンキン語族に属する言語を話すネイティブ・アメリカンの一部族です。もともとの故郷は、現在のアメリカ合衆国中西部にあたる五大湖地域とされています。

キカプー族の歴史と移動

キカプー族は、ヨーロッパ系入植者との接触や部族間の対立などを背景に、17世紀以降、故郷の五大湖地域から次第に南へと移動を重ねてきました。その結果、現在では主に以下の場所に公式なコミュニティが存在しています。

  • カンザス州:キカプー・インディアン・トライブ・オブ・カンザス
  • オクラホマ州:キカプー・トライブ・オブ・オクラホマ
  • テキサス州およびメキシコ:テキサス・バンド・オブ・キカプー・インディアンズ

部族名の由来

「キカプー」という名称は、彼ら自身の言葉である「Kiikaapoa(キーカポア)」に由来するとされています。彼らの伝統的な生活様式や文化は、移住先の土地に適応しながら今日まで受け継がれています。

まとめ

「ピカプー」という名のアメリカ先住民部族は実在せず、正しくは「キカプー族」です。キカプー族はアルゴンキン語族系の民族であり、かつては五大湖地域に居住していましたが、現在はアメリカ中部諸州やメキシコ北部などに分散して暮らしています。