北米の歴史

1933年のアメリカの失業率はどのくらいだったのか?大恐慌期の雇用情勢を解説

1933年、アメリカの失業率は25%に達した

1933年、アメリカの失業率は約25%に達し、大恐慌(グレート・デプレッション)期間中のピークを記録しました。これは、労働力人口の4人に1人が仕事を失っていたことを意味します。当時のアメリカでは、およそ1,200万〜1,500万人が職を求めても見つけられない状態にありました。

大恐慌の始まりと失業率の急上昇

大恐慌は、1929年10月のウォール街株価大暴落(ブラック・チューズデー)をきっかけに始まりました。それ以前の1929年には失業率はわずか約3%でしたが、経済危機が深刻化するにつれて失業者は急増し、1933年までのわずか4年間で25%近くまで跳ね上がったのです。

ニューディール政策による回復への道

1933年に就任したフランクリン・D・ルーズベルト大統領は、「ニューディール政策」と呼ばれる一連の経済対策を打ち出しました。公共事業による雇用創出や金融制度改革などにより、失業率は徐々に低下していきます。ただし、完全な景気回復が実現したのは、第二次世界大戦に伴う軍需拡大を待ってからでした。

まとめ

1933年のアメリカの失業率は25%という歴史的な高水準に達しました。この数字は、大恐慌がアメリカ社会と経済に与えた壊滅的な影響を象徴しており、現代の経済政策や社会保障制度のあり方にも大きな影響を与え続けています。