アメリカ建国当初の13州の中で、最初に(そして唯一)合衆国憲法の批准に反対票を投じたのはロードアイランド州です。
ロードアイランドが憲法を拒否した経緯
1787年にフィラデルフィアで開催された制憲会議には、そもそもロードアイランド州は代表者を派遣していませんでした。同州は独立戦争中も強い州の自治権を重んじており、強力な中央集権的な連邦政府の樹立に対して強い警戒心を抱いていたのです。
1788年3月に州内で開催された批准会議では、賛成32票に対して反対34票という僅差で憲法の批准が否決されました。
反対の主な理由
- 個人の自由や権利を保障する「権利章典」が憲法本文に含まれていなかったこと
- 紙幣発行権など、州が持つ権限が連邦政府に奪われることへの懸念
- 連邦政府に広範な課税権が与えられることへの警戒
最後に批准した州
その後、他の12州が相次いで憲法を批准し、新しい連邦政府が発足しました。権利章典(修正条項)の追加が確実な見通しとなったこともあり、ロードアイランド州は1790年5月29日、ようやく憲法を批准します。これにより、建国13州すべてが合衆国憲法を受け入れることとなりました。