北米の歴史

ジョニー・トレメインはロイヤリストだったのか、それとも愛国者だったのか?

ジョニー・トレメインとは

ジョニー・トレメインは、アメリカの作家エスター・フォーブス(Esther Forbes)が1943年に発表した同名の児童向け歴史小説に登場する架空の主人公です。物語は1773年から1776年にかけてのボストンを舞台に、アメリカ独立戦争の前夜から開戦までの激動の時代を生きる少年の姿を描いています。

銀細工職人の見習いから革命の渦中へ

ジョニーは若き銀細工職人の見習いとして物語に登場します。彼は次第に「自由の息子たち(Sons of Liberty)」と呼ばれる愛国者のグループに関わるようになり、ボストン虐殺事件やボストン茶会事件など、当時の歴史的転換点となった重要な出来事の数々を直接目撃することになります。

彼の立場は「愛国者」である

作中において、ジョニーはアメリカ独立革命の熱心な支持者として描かれており、その同情は揺るぎなく愛国者(パトリオット)側にあります。つまり、イギリス王政への忠誠を貫くロイヤリストではなく、植民地の独立と自由を求める愛国者として成長していくのです。この視点を通じて、読者は独立戦争前夜のボストンの社会情勢や、当時の人々の思いをリアルに体感することができます。