「ルイジアナ準州の探検に派遣された大統領は誰か」という質問に対する答えは、実は「大統領は誰も派遣されていない」というものです。
大統領ではなく、探検隊が任務を担った
アメリカ合衆国の歴史において、現職の大統領が自ら探検に赴くことはありませんでした。ルイジアナ準州の調査・探検を行ったのは、複数の探検家たちです。とりわけ有名なのが、メリウェザー・ルイス(Meriwether Lewis)とウィリアム・クラーク(William Clark)の2人が率いた探検隊です。
ルイス・クラーク探検隊とは
当時のトーマス・ジェファーソン大統領は、1803年のルイジアナ買収後、新たに獲得した広大な西部の土地を実地調査するため、ルイスとクラークに探検隊の編成を命じました。この遠征は「発見部隊(Corps of Discovery)」とも呼ばれ、1804年から1806年にかけてミズーリ川をさかのぼり、ロッキー山脈を越えて太平洋岸まで到達するという壮大な旅となりました。
まとめ
つまり、ルイジアナ準州の探検に派遣されたのは大統領本人ではなく、ジェファーソン大統領の指示を受けたルイスとクラークをはじめとする探検家たちだったのです。この探検の成果は、アメリカ西部の地理・自然・先住民族に関する知識を飛躍的に広げ、その後の西進拡大の基礎となりました。