イラク戦争における米国の連合国・支援国とは
2003年3月に開始されたイラク戦争では、アメリカ合衆国は単独で軍事行動を行ったわけではなく、多数の国々が参加する「有志連合(Coalition of the Willing)」と呼ばれる枠組みを結成して作戦を実施しました。ここでは、実際に戦闘部隊や艦艇などを派遣した連合加盟国と、それ以外のかたちで支援を提供した国々を整理してご紹介します。
有志連合として参戦した主な国々(20カ国)
以下の国々は、米軍とともに直接的な軍事作戦に参加した連合パートナーです。
- オーストラリア
- カナダ
- デンマーク
- エルサルバドル
- エストニア
- グルジア(現・ジョージア)
- イタリア
- 日本
- ラトビア
- リトアニア
- オランダ
- ニュージーランド
- ポーランド
- ポルトガル
- ルーマニア
- スロバキア共和国
- 韓国
- スペイン
- ウクライナ
- イギリス
中でもイギリスは最大規模の兵力を投入し、オーストラリアとポーランドも実戦部隊を派遣するなど、中心的な役割を担いました。日本については、自衛隊をサマワなどへ派遣し、復興支援活動というかたちで貢献しています。
その他、各種の支援を提供した国々(30カ国以上)
さらに以下の国々は、基地の提供、領空通過の許可、兵站・輸送支援、人道援助など、間接的なかたちで作戦を支えました。
- アフガニスタン
- アルバニア
- アルメニア
- アゼルバイジャン
- バーレーン
- ブルガリア
- チェコ共和国
- フランス
- ドイツ
- ギリシャ
- ハンガリー
- インド
- ヨルダン
- カザフスタン
- キルギス
- モルドバ
- モンゴル
- モロッコ
- ニカラグア
- パキスタン
- フィリピン
- カタール
- サウジアラビア
- スウェーデン
- スイス
- タジキスタン
- タイ
- トルコ
- トルクメニスタン
- アラブ首長国連邦
- ウズベキスタン
支援内容は国によって大きく異なる
イラク戦争への関与には幅がありました。イギリスのように数万人規模の兵力を投入した国もあれば、中東諸国のように基地や領空の提供にとどまった国もあります。また、フランスやドイツのように開戦そのものには反対しながら、限定的な支援を行った例もあり、「支援」と一言でいってもその性質は多岐にわたります。こうした国際的な連合の構図は、イラク戦争を理解するうえで重要なポイントの一つです。