北米の歴史

ルイスとクラーク探検隊が通過した州はいくつ?「11州」の謎と実際のルートを解説

ルイスとクラーク探検隊が通過したのは何州?

「ルイスとクラークが通過した11の州はどこか」という質問をよく目にしますが、実はこの数字には注意が必要です。1804年から1806年にかけて行われた有名な西部探検のルートを、現在の州境で厳密に区分して数えると、通過した州は7つになります。

厳密な意味で通過した7つの州

  1. イリノイ州(Illinois)—— 遠征の出発点となったキャンプ・ウッド周辺
  2. ミズーリ州(Missouri)—— セントルイスからミズーリ川をさかのぼる拠点
  3. アイオワ州(Iowa)
  4. カンザス州(Kansas)
  5. ネブラスカ州(Nebraska)
  6. ノースダコタ州(North Dakota)—— 冬営地フォート・マンダンがある
  7. モンタナ州(Montana)—— 大陸分水嶺を越えた重要な地点

なぜ「11州」と言われることがあるのか

一方で、探検隊が川沿いに航行したり足を踏み入れた地域をより広く解釈すると、サウスダコタ州、アイダホ州、ワシントン州、オレゴン州も加わり、合計11州に達するという数え方があります。太平洋に至る帰路ではスネーク川とコロンビア川を下ったため、アイダホ・ワシントン・オレゴンの各州域は明確に経由しています。

つまり「7州」か「11州」かは、どこまでを「通過した」とみなすかという基準の違いによるものです。厳密な定義では7州、広い解釈では11州というのが正確な答えと言えるでしょう。

まとめ

ルイスとクラークの遠征は、ミシシッピ川以西の詳細な地図を作成し、アメリカ西部への開拓の道を開いた歴史的な旅でした。「通過した州の数」は数え方によって異なりますが、その偉業の大きさは変わりません。