北米の歴史

1799年製ニッケル(5セント硬貨)の価値は?実は「存在しない」その理由を解説

「1799年のニッケルはいくらになるのか?」と気になっている方もいるかもしれません。しかし、結論から言うと、1799年製のニッケル(5セント硬貨)は存在しません。

アメリカでニッケルが誕生したのは1866年

アメリカ合衆国造幣局がニッケル素材の5セント硬貨の製造を開始したのは、1866年のことです。最初に発行されたのは「シールド・ニッケル」と呼ばれる硬貨で、それ以前にニッケル製の5セント硬貨は鋳造されたことがありません。

1799年当時に流通していた硬貨とは?

18世紀末のアメリカでは、現在の5セント硬貨に相当するものとしてハーフダイム(half dime)という小型の銀貨が流通していました。ハーフダイムは1794年から発行されており、1799年にも実際に製造されています。

また、1799年頃に流通していた主な硬貨には以下のようなものがあります。

  • ハーフセント(銅貨)
  • ラージセント(大型の1セント銅貨)
  • ダレード・バスト・ダラーなどの銀貨

「1799年のニッケル」を見つけたら?

もし「1799年」と刻印されたニッケルのような硬貨を目にした場合、それは以下のいずれかの可能性が高いと考えられます。

  • 後世に作られた模造品やファンタジーピース(収集目的で作られた非公式の硬貨)
  • 年号の読み間違いや別の硬貨との取り違え
  • 記念メダルやトークンの一種

まとめ

アメリカにおけるニッケルの歴史は1866年から始まったため、1799年製のニッケルは市場に存在せず、買取や査定の対象にもなりません。古い硬貨の価値を調べる際は、まずその硬貨が実際に発行されたものなのか、発行年と種類をしっかり確認することが大切です。