1942年アメリカ1セント硬貨(リンカーン・ホイート・セント)の市場価格
1942年にアメリカで発行された1セント硬貨は、通称「リンカーン・ホイート・セント」と呼ばれる銅貨です。表面にはリンカーン大統領の肖像、裏面には麦の穂のデザインが施されています。この年の1セント硬貨は銅95%・スズ5%の合金で鋳造されており、翌1943年に戦時中の銅不足により鋼鉄製へ切り替わる直前の、いわば「最後の銅貨」の時代にあたります。
コレクター市場での価値は、保存状態を示す「グレード(等級)」によって大きく変動します。以下に、銅製1942年1セント硬貨のグレード別参考価格をまとめました。価格は米ドル表記です。
流通品のグレード別価格
- AG-3(ほぼ良品):$1.15
- AG-3+:$1.52
- Good-4(良品):$1.85
- Good-4+:$2.10
- VG-8(非常に良い):$2.70
- VG-8+:$3.00
- Fine-12(美品):$3.65
- Fine-12+:$4.05
- VF-20(非常に美品):$8.00
- VF-20+:$10.50
高グレード品の価格
- EF-40(極めて美品):$17.00
- EF-40+:$21.00
- AU-50(ほぼ未使用):$31.50
- AU-50+:$39.00
未使用品(MS)の価格
- MS-60:$70.00
- MS-60+:$85.00
- MS-61:$100.00
- MS-62:$120.00
- MS-63:$165.00
- MS-63+:$215.00
- MS-64:$290.00
- MS-64+:$385.00
- MS-65:$650.00
- MS-65+:$850.00
- MS-66:$1,200.00
- MS-66+:$1,650.00
- MS-67:$2,350.00
- MS-67+:$3,300.00
- MS-68:$5,000.00
- MS-69:$12,000.00
- MS-70(完全未使用):$22,500.00
プルーフ品の価格
- PF-70(プルーフ・完全未使用):$29,000.00
グレードについて知っておきたいポイント
「MS(Mint State)」は流通せずに保存された未使用品を指し、数字が高いほど完璧な状態であることを意味します。特にMS-65以上のハイグレード品や、鏡面のような輝きを持つプルーフ(PF)品は希少性が高く、高額で取引される傾向があります。一方、長年流通して摩耗したAG〜Fineクラスの硬貨でも、歴史的価値から一定の需要があります。
お手持ちの1942年1セント硬貨の正確な価値を知りたい場合は、PCGSやNGCなどの専門鑑定機関によるグレーディングサービスの利用をおすすめします。鑑定書付きの硬貨は、市場でより信頼性の高い価格で取引されやすくなります。