北米の歴史

南北戦争の名将たちは北軍と南軍、どちらに属していたのか?

アメリカ南北戦争(1861年〜1865年)では、北軍(ユニオン)と南軍(コンフェデラシー)の双方に優れた将軍たちが存在しました。ここでは、戦史に名を残す代表的な名将たちを、それぞれの陣営ごとにご紹介します。

北軍(ユニオン)の名将

ユリシーズ・S・グラント(Ulysses S. Grant)

  • グラントは、アメリカ史上最高の将軍の一人として広く評価されています。
  • 戦略と戦術の達人であり、南北戦争中に北軍の数々の重要な勝利をもたらしました。
  • 戦後は第18代アメリカ合衆国大統領として、1869年から1877年まで国政を担いました。

ウィリアム・T・シャーマン(William Tecumseh Sherman)

  • シャーマンもまた、北軍に仕えた傑出した将軍の一人です。
  • 積極果敢な戦術で知られ、南軍の経済基盤を破壊する「海への進軍」などを展開し、北軍の勝利に決定的な役割を果たしました。
  • 戦後は1869年から1883年までアメリカ陸軍総司令官を務めました。

南軍(コンフェデラシー)の名将

ロバート・E・リー(Robert E. Lee)

  • リーはアメリカ史上屈指の名将とされています。
  • 優れた戦略眼と戦術センスを持ち、物量で劣る南軍を率いて数多くの重要な勝利を収めました。
  • 戦後はワシントン大学(現在のワシントン&リー大学)の学長として、1865年の就任から1870年に亡くなるまで後進の育成に尽力しました。

トーマス・J・「ストーンウォール」・ジャクソン(Thomas J. "Stonewall" Jackson)

  • ジャクソンは、南軍で最も有名な将軍の一人です。
  • その愛称は第一次ブルランの戦いでの堅固な防御態勢に由来し、神速の機動を活かした作戦で南軍に多くの勝利をもたらしました。
  • 1863年のチャンセラーズヴィルの戦いで負傷し、そのまま戦死しました。

このように、南北戦争では北軍・南軍の両陣営に卓越した指揮官が揃っていました。最終的に戦争を制したのは北軍でしたが、リー将軍やジャクソン将軍の用兵術は、敗者側の指揮官でありながら今なお高く評価され続けています。