アメリカにおける農場の平均面積は約444エーカー(約180ヘクタール)、平均資産価値は185万ドルとされています。しかし、この数字はあくまで全国平均であり、実際には州ごとに農場の規模には大きな差があります。
州によって大きく異なる農場の規模
例えば、広大な土地が特徴のテキサス州では、平均的な農場の規模が1,200エーカー(約486ヘクタール)に達します。これは全国平均の2倍以上で、家畜の放牧や大規模な穀物生産に適した広い土地が多いことが理由として挙げられます。
一方、東海岸に位置するニュージャージー州の平均農場規模はわずか65エーカー(約26ヘクタール)です。都市化が進み地価が高く、野菜や果樹などの集約的な農業が中心となっているため、小規模な農場が多くなっています。
農場規模に差が生じる主な要因
農場の規模が州によってここまで違うのは、以下のような要因によるものです。
- 地形と気候: 平原が広く続く中西部や南部では大規模経営がしやすく、山がちな地域では小規模になりやすい
- 土地利用の種類: 放牧中心の牧場は広い面積を必要とする一方、園芸や酪農などは比較的狭い土地でも成立する
- 地価と都市化の度合い: 都市近郊では土地の価格が高く、農場が細分化されやすい
まとめ
アメリカの農場の平均規模は444エーカー前後ですが、テキサス州のような大規模農場が主流の州から、ニュージャージー州のような小規模・集約型農業の州まで、その実態は地域によって大きく異なります。アメリカの農業を理解するうえで、「平均値」だけでなく「地域ごとの特色」に注目することが重要です。