サラトガの戦いとは
サラトガの戦いは、アメリカ独立戦争における最大の転換点となった戦いです。1777年9月19日から10月17日にかけて、ニューヨーク州サラトガ周辺で行われました。アメリカ軍の勝利によってフランスがアメリカ側で参戦することになり、最終的なイギリスの敗北、ひいてはアメリカ独立の実現へとつながる重要な局面となりました。
アメリカ独立戦争の勃発
アメリカ独立戦争は1775年に始まりました。北米にあった13のイギリス植民地では、本国からの独立を求める動きが高まっており、1776年には「独立宣言」が採択され、正式に独立が宣言されます。
これに対してイギリス政府は軍隊を派遣し、反乱の鎮圧を図りました。ジョージ・ワシントン率いる大陸軍は、各地で繰り広げられる一連の戦闘においてイギリス軍と対峙していきます。
サラトガ方面作戦の狙い
1777年夏、イギリス軍はニューヨーク州サラトガを攻略する作戦を開始しました。イギリスの狙いは、ハドソン川流域を制圧することでニューイングランド地方と他の植民地を分断し、反乱そのものを終わらせることにありました。
ジョン・バーゴイン将軍率いるイギリス軍はカナダから南下し、1777年7月5日にはティコンデロガ砦を占領。アメリカ軍は南へと撤退し、バーゴイン軍は勢いに乗って進撃を続けました。
サラトガの戦いの経過
フリーマンズファームの戦い
1777年9月19日、イギリス軍とアメリカ軍はフリーマンズファームの戦いで初めて激突しました。この戦いは両軍ともに甚大な損害を出す、血みどろの相打ちとなりました。
ベミスハイツの戦い
バーゴインはサラトガへの退却を決断しますが、アメリカ軍はこれを追撃。1777年10月7日、両軍はベミスハイツの戦いで再び衝突しました。今度はホレイショ・ゲイツ将軍率いるアメリカ軍がイギリス軍を打ち破り、戦況を決定的に変えました。
イギリス軍の降伏
ベミスハイツの戦いの後、バーゴインの軍隊は完全に包囲されました。もはや打開の手段はなく、彼はアメリカ軍への降伏という選択しか残されていませんでした。こうして1777年10月17日、バーゴインは配下の将兵とともにゲイツに対して降伏したのです。
サラトガの戦いがもたらした影響
サラトガでのアメリカの勝利は、独立戦争全体を左右する重大な転換点となりました。この勝利を機に、フランスがアメリカ側として正式に参戦します。フランスからの軍事支援と財政支援を得たアメリカは戦争を優位に進め、ついにイギリスからの独立を勝ち取ることになったのです。