「スリーレッグド・ニッケル(三本足バッファロー)」として知られるバッファロー・ニッケルは、アメリカのコレクター市場で特に人気の高い希少コインの一つです。その価値は、保存状態や希少性など、複数の要因によって大きく左右されます。
状態別の市場価格の目安
良好なコンディションの場合
流通による使用感があるものの、比較的状態の良い1936年バッファロー・ニッケルであれば、おおよそ100ドル〜5,000ドルの範囲で取引されることがあります。
ミントコンディションの場合
未使用に近い美しい状態のコインであれば、さらに高額な評価が期待できます。実際に2013年には、ミントコンディションの1936年バッファロー・ニッケルが10万ドルを超える価格で落札された実例もあります。
バッファロー・ニッケルの歴史と基本スペック
バッファロー・ニッケルは1913年に初めて発行されました。デザインを手掛けたのは彫刻家のジェームズ・アール・フレイザー(James Earle Fraser)で、表面には先住民族の肖像、裏面にはアメリカバイソンの姿が描かれています。
発行は1938年まで続きましたが、同年をもって生産が終了し、現在のジェファーソン・ニッケルへと引き継がれました。主なスペックは以下の通りです。
- 素材:銅とニッケルの合金
- 重量:約5グラム
- 直径:21.2ミリ
- 縁の仕上げ:ギザ(リード)のないプレーンエッジ
まとめ
バッファロー・ニッケルは、アメリカ貨幣史における最も象徴的なコインの一つであり、「三本足」のようなエラー版は特に収集家からの需要が高く、今なお盛んに収集・取引されています。もし手元に該当するコインをお持ちの場合は、専門家による鑑定やグレーディングを受けることで、より正確な価値を把握できるでしょう。