アメリカ合衆国の1ドル紙幣の表面に描かれているのは、初代大統領ジョージ・ワシントン(George Washington)です。ワシントンは1789年から1797年まで同国の大統領を務め、「建国の父」として今なお深く敬愛されています。
表面の肖像画:ジョージ・ワシントン
1ドル紙幣に使われているワシントンの肖像画は、画家ギルバート・スチュアートが18世紀末に描いた肖像画をもとにしたものです。このデザインは1928年シリーズから採用され、以来大きな変更を受けることなく今日まで引き継がれてきました。
米国の紙幣の中でも1ドル紙幣は最も流通量が多く、自動販売機からチップの支払いまで、アメリカ人の日常生活に欠かせない存在となっています。
裏面のデザイン:合衆国国璽
1ドル紙幣の裏面には、「合衆国国璽(Great Seal of the United States)」の両面が描かれています。
- 左側:未完成のピラミッドと、その頂点に輝く「プロビデンスの目」。周囲にはラテン語の標語「ANNUIT COEPTIS(神は我らの事業を認めたもう)」と「NOVUS ORDO SECLORUM(時代の新秩序)」が記されています。
- 右側:紋章を掲げた白頭鷲(ハクトウワシ)。片方の爪には戦いを象徴する矢を、もう片方には平和を象徴するオリーブの枝をつかみ、建国当初の13州を表す13個の星が円形に配置されています。
まとめ
米国の1ドル紙幣に描かれている人物は、初代大統領ジョージ・ワシントンです。表側には彼の威厳ある肖像が、裏側には国家の理念を込めた国璽があしらわれており、小さな一枚の紙幣にアメリカの歴史と精神が凝縮されています。