1776年のアメリカ植民地の人口
1776年、アメリカ独立宣言が採択された当時、イギリス領北米13植民地の総人口は約250万人と推定されています。この数字は、当時の税記録や教区記録、国勢調査に近い資料をもとにした歴史学者たちの推計によるものです。
人口の内訳
約250万人のうち、ヨーロッパ系(主にイギリス、ドイツ、アイルランドからの移住者とその子孫)が大多数を占め、残る約2割にあたる50万人前後は、主に南部植民地で綿花やタバコのプランテーション労働に従事していたアフリカ系の奴隷でした。
急速な人口増加
18世紀の植民地人口は驚異的なペースで増加していました。高い出生率とヨーロッパからの移民流入により、おおよそ20〜25年ごとに人口が倍増する勢いだったといわれています。この豊富な労働力と拡大する市場が、後にアメリカ経済発展の基盤となりました。
主要な植民地と都市
人口が最も多かったのはバージニア植民地で、約50万人を擁していました。最大の都市はペンシルベニア植民地のフィラデルフィアで、人口は約4万人。当時としては大規模な商業・文化の中心地であり、独立宣言もこの街で採択されました。
現代との比較
現在のアメリカ合衆国の人口が3億3000万人を超えることを考えると、建国当初の人口は現在の1%にも満たない規模でした。それから250年足らずの間に、アメリカは世界有数の人口大国へと成長したことになります。