北米の歴史

アステカ人はアンデス山脈に大きな都市を築いたのか?文明の所在地を解説

結論から言うと、アステカ人がアンデス山脈に大きな都市を築いたことはありません。これはよくある混同ですが、アステカ文明とアンデス山脈は、地理的にも歴史的にもまったく別の存在なのです。

アステカ文明は中央メキシコの文明

アステカは、14世紀から16世紀にかけて中央メキシコで栄えた文明です。彼らの首都テノチティトラン(現在のメキシコシティ)は、湖上に建設された大都市として知られ、当時としては世界有数の規模を誇っていました。

アステカ帝国は1521年、スペイン人征服者エルナン・コルテス率いる軍いる軍勢によって滅ぼされるまで、メキシコ高原を中心に強大な勢力を保っていました。

アンデス山脈は南米に位置する

一方、アンデス山脈は南アメリカ大陸の西側を南北に走る世界最長級の山脈です。ペルー、ボリビア、エクアドル、チリ、アルゼンチン、コロンビアなどの国々にまたがっています。

アンデスに栄えたのはインカ文明

アンデス山脈で大きな都市を築いたのは、むしろインカ文明です。15世紀から16世紀初頭にかけて、インカ帝国はペルーの高地に位置する首都クスコを中心に広大な領土を支配し、マチュピチュのような山岳都市を残しました。

まとめ

アステカとインカは、どちらもスペイン到来以前の中南米を代表する偉大な文明ですが、活動した場所は異なります。アステカは北米大陸の中央メキシコ、そしてアンデス山脈に都市を築いたのは南米のインカだったのです。