1802年ドレープド・バスト・セントとは
1802年発行のドレープド・バスト・セント(Draped Bust Cent)は、このデザインタイプで初めて流通用に鋳造された1セント硬貨です。そのため、アメリカの硬貨カタログ「レッドブック(Red Book)」では、このシリーズにおけるキーデート(重要な年号)とされています。
1802年ドレープド・バスト・セントの見分け方
1802年ドレープド・バスト・セントは、以下の特徴によって識別できます。
表面(オモテ)
表面には、髪を後ろで束ねた自由の女神(リバティ)が左向きに描かれています。肖像の上部には「LIBERTY」の文字、下部には年号「1802」が刻印されています。
裏面(ウラ)
裏面には、翼を広げて岩の上に止まる鷲(イーグル)が描かれています。縁の周囲には「UNITED STATES OF AMERICA」、鷲の下には額面を示す「ONE CENT」の文字が刻まれています。
1802年ドレープド・バスト・セントのバラエティ(種類)
1802年ドレープド・バスト・セントには2つのバラエティが存在し、裏面に刻まれた文字の大きさで区別されます。
- スモールレタリング(小文字)タイプ:裏面の「UNITED STATES OF AMERICA」の文字が小さいタイプです。ラージレタリングタイプよりも多く見られる、比較的入手しやすい種類です。
- ラージレタリング(大文字)タイプ:裏面の「UNITED STATES OF AMERICA」の文字が大きいタイプです。スモールレタリングタイプよりも希少で、収集価値が高いとされています。
1802年ドレープド・バスト・セントの価値
1802年ドレープド・バスト・セントの価値は、保存状態(グレード)とバラエティの種類によって大きく異なります。
一般的に、グッド(Good)程度の状態であれば、スモールレタリングタイプは100ドルから200ドル程度、ラージレタリングタイプは200ドルから300ドル程度の評価額となります。
より状態の良いグレードでは、価値は大幅に上がります。例えば、ミントステート(Mint State/未使用に近い美品)の1802年ドレープド・バスト・セントであれば、数千ドルの価値がつくこともあります。状態の良い個体を探す場合は、表面・裏面の摩耗や傷の有無をしっかり確認することをおすすめします。