カンザス州は、アメリカ南北戦争(1861年〜1865年)の時期に南軍(アメリカ連合国)には属していませんでした。むしろ、カンザス州は奴隷制を認めない「自由州」として、北軍(合衆国=ユニオン)側に属していたのです。
カンザス州は自由州として合衆国に加盟
カンザス州は1861年1月29日、自由州として合衆国に加盟しました。そのわずか数か月後に南北戦争が勃発しており、カンザス州は開戦直前に北軍陣営へ加わったことになります。
「流血のカンザス」と呼ばれた激動の歴史
実は、カンザス州が州になる前の1850年代には、奴隷制賛成派と反対派の入植者たちが激しく対立し、「流血のカンザス(Bleeding Kansas)」と呼ばれる武力衝突が繰り返されていました。この紛争は、南北戦争の前兆とも言われる重要な出来事です。
また、戦争中もカンザス州はミズーリ州との州境を中心にゲリラ戦の舞台となり、1863年には南軍側ゲリラによる「ローレンス襲撃事件」など、州内でも激しい戦闘が発生しました。
まとめ
カンザス州は南軍(南部連合)の一部ではなく、北軍(ユニオン)側の自由州として南北戦争を迎えた州です。奴隷制をめぐる対立の最前線だった歴史を持つことから、南北戦争史において特別な位置づけの州と言えます。