北米の歴史

ペンシルベニア州は北部で奴隷を解放した最後の州なのか?

いいえ、ペンシルベニア州は北部で奴隷制度を廃止した最後の州ではありません。

北部で最初に奴隷制度を廃止したのはマサチューセッツ州

北部で最初に奴隷制度を廃止したのはマサチューセッツ州です。同州は1783年に裁判所の判決を通じて奴隷制度を廃止し、合衆国でいち早く自由な労働の原則を掲げる州となりました。

1804年までに北部全域で奴隷制度が廃止される

その後、北部の各州は相次いで段階的な奴隷解放法を制定しました。例えば、ペンシルベニア州自身も1780年に米国初の段階的廃止法を成立させています。こうした動きの中で、ニュージャージー州などが最後発となり、1804年までにすべての北部州で奴隷制度が廃止されました。

まとめ

つまり、ペンシルベニア州は奴隷解放において最後の州ではなく、むしろ早期に廃止へ踏み出した先駆的な州の一つでした。北部全体としては、18世紀末から19世紀初頭にかけて約20年余りの間に奴隷制度が終わりを迎えたことになります。